闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

ゆみちゃん

保育園で熱を出し、そのまま死んでしまった妹のゆみちゃんを思い続ける姉のりりちゃんが健気なお話。 発熱からあっというまにゆみちゃんは死亡してしまいましたが病名不明です。 絵をみるとかなり裕福な家という事がわかります。大きな家、木馬やおもちゃの…

いろいろいろんなからだのほん

人体の紹介をしている大型の絵本です。 顔にあざのある赤ちゃんや性同一性障害の子ども、足が不自由な男の子、両腕のない女の子(先天性か後天的かは不明)、左腕が短い男の子(先天性か後天的かは不明)、車いすに乗った男の子、水ぼうそうの跡のある男の子、点…

最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常2

火葬場職員による火葬場あるあるを読みやすい漫画で知ることができる本です。 死に対するドライさがすがすがしい。 下駄君が歯痛を放置して仕事のパフォーマンスが落ちていましたが「金欠」を言い訳にしていてびっくり。歯科医へいかない理由が金欠の人はた…

気持ちがラクになる がんとの向き合い方

がんの悩みとの向き合い方が淡々と書かれている本です。 医師からの答えなので悩みも深刻。食事療法、セカンドオピニオン、がんサバイバー、抗がん剤、がんゲノム医療、乳がん、余命宣告、免疫療法、サプリメント、死、緩和ケア…等々。 全体的に「がんとうま…

闘病・介護・看取り・再生詩歌集 パンデミック時代の記憶を伝える

多数の人の闘病・介護・看取りなどの詩歌を集めている本です。新型コロナウイルスの内容が少し多めです。 宮沢賢治の「永訣の朝」をトップにもってくるあたり割とガチ目です。永訣の朝は実はあまり好きではない。死を美化しすぎている気がして… なぜか永訣の…

じっちゃんはゆうれいになった

主人公は心平。心平にはおじいちゃんがいて、おじいちゃんは毎朝新聞を読むときには第一に死亡欄を見て「わしは、まだ、生きとる」と自分が生きている事を実感するのが日課です。 ある朝、手違いでおじいちゃん本人の死亡記事が新聞に載ってしまいます。普通…

最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常

火葬場職員の下駄華緒さんが体験した火葬場での日常がマンガになっています。可愛らしいイラストでほのぼの読めるのですが内容はかなりシビアです。 職員である登場人物はみなさん個性的で面白く、悲壮感はありません。女性陣がメンタル強いのが頼もしい。 …

永遠の昨日

17歳の高校生青海満と山田浩一の恋愛のお話。ただ浩一は「死んでいる」状態で満と恋愛しています。 浩一はトラックとの交通事故で頸髄損傷、骨折、命にかかわる症状があり心臓は止まり実際には死んでいるのに動いています。 友達にも浩一が死んでいるのに…

ネットで故人の声を聴け 死にゆく人々の本音

ネットに残っている故人の情報を本で読むことができます。 第1章「T細胞型急性リンパ性白血病」ワイルズさん 第2章「縦隔原発胚細胞腫瘍、急性リンパ性白血病」山口雄也さん 第3章「自殺」ブキミオトコさん 第4章「スキルス胃がん」のんさん 第5章「筋…

「いのち」と「こころ」の教科書

「いのち」と「こころ」について書かれた手塚治虫先生のマンガを元にしてある本です。 どちらかと言うと命の大事さについて書かれた話が多いです。 1・環境について考える 「シルバー・タワー」(鉄腕アトムより) 環境問題や環境破壊について描かれているの…

うちのネコ、ボクの目玉を食べちゃうの? お答えします!みんなが知りたい死体のコト

葬儀屋であるケイトリン・ドーティさんが死体についての疑問に答えています。 日本人から見たら想像もできないような質問が多いので読み応えがあります。 タイトルにあるようにネコが人の目玉を食べる事は死んで「すぐ」にはないそうです。ただ、ずっと食べ…

悲しみのゴリラ

男の子が、ゴリラと死んだママの話をして立ち直ろうと頑張る物語。 このゴリラは男の子の想像で作り上げた寡黙なゴリラです。 本当は男の子の相談にのるのはパパの役目なんですが、パパではなく想像のゴリラに相談しているというリアル。 いろいろツッコミど…

10代の哲学さんぽ7 死ってなんだろう。死はすべての終わりなの?

死について語る哲学本です。 10代向けなのでわかりやすいですが大人でもじっくり読めます。 哲学の独特な堅苦しさなどはなるべく排除して丁寧に死についてまとめてあります。 死の感じ方などは人それぞれなので哲学しなくても良いとは思うのですが、他者の…

チャーちゃん

主人公は猫の「チャーちゃん」 元気よく死にかけています。 死にかけなのに踊っています。 生きていたときは走って遊んで走っていたので死ぬと踊るの違いはわからないチャーちゃん。 死んでも生きてもぼくはぼく、というチャーちゃんが勇ましい。 死にかけて…

ミイラ学 エジプトのミイラ職人の秘密

古代エジプトのミイラ職人の絵本です。 エジプトの壁画が好きな人だととても楽しいかも。全体的にエジプトの壁画風で絵だけ見てもとてもキレイです。 王妃の父、イウヤ様がお亡くなりになった事から物語は始まります。 イウヤの死によってミイラ職人たちが動…

素敵なご臨終 後悔しない、大切な人の送りかた

緩和ケアに特化した死にゆく人が身近にいる人に寄り添った本。 大切な人の送りかた、とあるため家族のある方向きです。 家族のいない方や一人暮らしの方はあまり為にならないかも。 書いてあることは知らなかった事ばかりなのでとても勉強になりました。 「…

レアの星 友だちの死

仲良しのレアが「がん」になってしまい自分のせいかも…と悩むロビンが主人公。 ロビンは自分がレアに冷たくしてしまったからレアはがんになったんだ…と悩みます。 もちろんがんになるということは誰のせいでもないのですが。 レアの病気は「がん」と書かれて…