闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

養護学校

弁論は青春だ! 柏崎養護学校筋ジス高等部と弁論大会

柏崎養護学校弁論部の発表内容をまとめた一冊です。 驚くほどこの本は軽い。巻末をみると「持ちやすいように軽い紙を使用しています」とありました。重い物を持つ事が難しい人にも配慮した嬉しい心遣いですね。 タイトルに「筋ジス高等部」とあるように筋ジ…

もも子・ぼくの妹

超未熟児で生まれた双子の力ともも子の物語。力が920グラム、もも子が710グラムでの誕生なので二人とも相当小さかった事がわかります。 幸運なことに力は健常児でしたがもも子は5歳くらいから手や足の筋肉が硬くなり、走ることができなくなり自力での…

神さまに質問 筋ジストロフィーを生きたぼくの19年

デュシュンヌ型筋ジストロフィーの栗原征史さんが書いた本です。 栗原さんだけではなく、父の真さん・母の富子さん・妹の美和さんの文章も掲載されていて家族愛が感じられます。 メインは栗原さんが作った「栗原新聞」の掲載。きちんとまとめられた新聞を自…

伴走者 僕たち筋ジストロフィー兄弟が画家になるまで

デュシェンヌ型筋ジストロフィーの河合正嗣さんと範章さんが画家になるまでの物語です。正嗣さんと範章さんは双子です。表紙の写真をみてもそっくり。 範章さんは生後六か月でヘルニアの手術をしましたが、その後どんどん回復して一安心でした。 2人で仲良く…

スタート 勇気をだして今すぐ一歩

養護学校に通っている筋ジストロフィーの高校三年生、18歳の中野光章さんの詩集です。 表紙や本文に上手い絵が掲載されています。味わい深い絵が多いので他の作品も見たくなります。三歳頃から油絵に親しんだとあるので実力は相当だと思います。 病気の事…

介助犬にもどりたい!ロッキーとぼくの1500日 難病の筋ジストロフィーの青年(21歳)と愛犬の闘病記録

介助犬にもどりたい!というタイトルどおり、介助犬に戻ろうとするロッキーと信田滋弘さんとの努力の記録です。 障害を持つ人が介助犬を持つ事にこんなに苦労してもいいの? というくらいの苦労をしていてかなり気の毒。 気になったのがお母さんの存在。 子…

ラストレター 「1リットルの涙」亜也の58通の手紙

1リットルの涙の作者、木藤亜也さんが友人送った手紙をまとめた本です。 手紙は往復で読んで初めて意味がわかるものですが、友人たちの手紙はなく亜也さんのみの手紙のため、話がわからない部分も多数あります。 友人達と亜也さんの手紙が交互に掲載されて…

1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記

脊髄小脳変性症という難病によって体の自由が奪われていく少女の書いた日記をまとめた本です。 この脊髄小脳変性症は精神や知能は衰えることなく体の自由が奪われていくという残酷な病気で日記を読んでいても作者の体がじわじわ衰えていく恐ろしさが手に取る…