軟骨肉腫
愛と死をみつめての主人公マコこと河野實さんの「その後」が書かれています。軟骨肉腫で亡くなってしまった大島みち子さんと死別した後、河野さんは波乱万丈な人生を送っています。 河野さんの子どもの頃の体罰の話は辛い。体罰苦手なのでバンバン体罰を受け…
軟骨肉腫により若くして死亡した大島みち子さんの恋人の河野実さんが書いたみち子さんとの思い出の記録が読める本です。 苦学生だった河野さんがいかにハードに仕事をしていたかがよくわかります。なまじ体力があるので厳しい仕事ができてしまった河野さんに…
「愛と死をみつめて」のその後の物語とありますが登場人物の名前を微妙に変えてある物語で話が進むのでなんとなく読みにくく感じました。 河野さんが川田、みち子さんが佐智子さんと微妙に元の名前をイメージさせる名前なのでいっそのことガラッと違う名前で…
主人公は友子。友子は日記で自分の事を「ウー」と書いています。 お気に入りのウサギのぬいぐるみの「ウー」=自分自身で表現しています。 顔面にできてしまった軟骨肉腫と闘う様子を日記に細やかに綴っています。 日記は全体的に「生きたい」事が書かれてい…
大島みち子さんと河野実さんの二人が残した膨大な文通のをまとめた本です。 文通で約400通ですよ。 愛がないとここまで書けない。 1962年8月~1963年7月までの手紙を元にしているのですがどれも長い手紙の為読み応え抜群です。 若きいのちの日…
軟骨肉腫と闘った大島みち子さんが書いた日記です。 1962年7月~1963年6月の約一年ほどの日記なのに内容が深くて何度も読み返してしまう本です。 「愛と死をみつめて」の方が好きだという人が多いのですが私は「若きいのちの日記」の方が好きです…