闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

一本の線をひくと 絵本こどもに伝える認知症シリーズ3

作者の藤川幸之助さんが小さい頃(おそらく小学校三年生くらい)を思い出しながら書かれたという絵本です。

小学生の時、女の子のかすみちゃんと一緒に歩いている認知症のおばあさんを見かけ、おばあさんを「怪獣」とバカにしている所からはじまるので胸糞悪い。

確かにおばあさんは「グオーグオーカッカッカ」と大声で叫びながら歩いているので子供の目からしたら怪獣のような存在かもしれませんがそんなおばあちゃんにむかって「怪獣」とはやし立てるのは子供でも絶対にやってはいけない事です。

 

その後は作者を自分の息子と勘違いするおばあさんと仲良くなってハッピーエンドで終わるのですが、「怪獣」とはやし立てたりした事実は一生消えないし、かすみちゃんもおばあさんをバカにされた悲しい思いは一生忘れないと思いました。

 

「つづきのおはなし」で手作りの新聞が掲載されているのですが、認知症の人を馬鹿にし「怪獣」とはやし立てた作者のおばあさんも、作者が六年生の頃「認知症」と診断されます。これは…自業自得と言うしかない。悪い言葉などをつかったら自分に返ってくるんだなあ…と思う終わり方でした。

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一本の線をひくと 絵本こどもに伝える認知症シリーズ3

作 藤川幸之助

絵 寺田智恵

発行者 田島英二

発行所 株式会社クリエイツかもがわ

2020年9月30日第1版第1刷発行

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呪術廻戦のポスター

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闘病記ブログなのになぜ「呪術廻戦」と思うなかれ。与幸吉の障害がすごい。四肢欠損、下半身麻痺、皮膚疾患(全身包帯レベル)という先天的な欠損や障害と引き換えに呪力を得ているキャラです。作者はかなり病気や障害に関心があるのでは…?

PHOTO ARK 鳥の箱舟 絶滅から動物を守る撮影プロジェクト

世界の動物園や保護施設で飼育されている1万3000種の動物をすべて写真で記録するプロジェクトがフォトアークだそうです。

すごい企画ですね。

 

写真家ジョエル・サートレイさんは25年を費やす予定で撮影に挑んでいます。

この本では280種類が掲載されていますが、1万3000種となると25年では終わらないような気がします。

 

写真はとても美しく、鳥の背景は白か黒で余計なものがないので鳥の美しさが引き立っています。

写真だけではなく、その鳥の特徴等もまとめてあり図鑑としても楽しめます。

 

メイキングがあったのが面白いです。

やわらかい布を張った撮影用のテントに放し、撮影後はデジタル処理をして背景の継ぎ目やフン等をきれいに消しています。

現代の写真集はデジタル処理も大事ですね。

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PHOTO ARK 鳥の箱舟 絶滅から動物を守る撮影プロジェクト

写真 ジョエル・サートレイ

文 ノア・ストリッカー

訳者 藤井留美

日本語版監修 川上和人

発行 日経ナショナルジオグラフィック

2018年5月28日第1版1刷

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名探偵コナン 82

表紙の猫ちゃんの写真が可愛い名探偵コナン82巻ですが、猫アレルギーの方が登場します。

FILE.4 三毛猫の大尉

FILE.5 猫を被って

FILE.6 イタズラっ子

FILE.7 招き猫

この四話に渡って「オスの三毛猫」を巡ってのお話が繰り広げられます。

この中の益子貞司さん(54歳)が猫アレルギーながらも雄の三毛猫「漱石」を買っているのですが、コナンの世界では当然のように殺されかけています。

知り合いの漆屋倫平さんが犯人だったのですが、益子さんが漆屋さんに猫をプレゼントしようとしてイラっとして殺害しようとするとかバカすぎて笑えました。

しかも益子さんが漆屋さんに猫をプレゼントしようとしたのは猫が「オスの三毛猫」で希少種でもあり招き猫のように漆屋さんに幸運を持っていくようにと漆屋さんを思っての行動だったので被害者の益子さんが報われない。

益子さんは後遺症もなく退院できたそうですが、人に殺されかけたというトラウマをかかえてこれから生きるんだろうなと思うと可哀想。

 

FILE.8からは佐藤さんと高木さんのイチャラブ話。ものすごくうっとうしいお話なので読み飛ばして問題なしです。

佐藤さんも「ないのよ…」と思わせぶりな態度をとったりして性格悪いなあと思いました。「○○が無い」などと主語を入れて話さないのは意地悪い。

佐藤さんは「察しろ」タイプだという事がわかりました。超能力者じゃないんだし「察しろ」なんて無理。

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名探偵コナン 82

著者 青山剛昌

発行者 佐藤靖之

発行所 株式会社小学館

2014年1月22日初版第1刷発行

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新型ウイルスのサバイバル2 科学漫画サバイバルシリーズ

前回の続きからのお話です。

ピピが倒れ、冷酷にもケイはピピを見捨てる決意をします。

「隔離はウイルスに対する基本処置」と言うケイの言葉が正しいのですが、児童向けの漫画でここまではっきり見捨てる言葉が出てくるのが驚きです。

ピピは食あたりだったのでその後は全回復して安心。

 

漫画の中で「米のとぎ汁を発酵させてEM発酵液をつくるシーンがあるのですが、これは消毒液のかわりにならないというお話もあったような?

この漫画が発売された当時(2010年)だと正しい知識だったのかも。

 

その後は自らもウイルスに感染しながらもよれよれでジオとピピを守ろうとするケイや、自然宿主を探して治療薬を作る準備をしたりと物語は進んでいきます。

自然宿主のハイエナから免疫物質を見つけ治療薬がすぐできたのが驚きです。

 

ジオとピピは無症候キャリアーだった…というオチだったのですが最終的には全世界の感染者が速い速度で回復するという救いのある終わり方でした。

 

新型コロナウイルスが実際に流行ったのでかなり勉強になりました。

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新型ウイルスのサバイバル2 科学漫画サバイバルシリーズ

文 ゴムドリCO.

絵 韓賢東(ハンヒョンドン)

発行者 今田俊

発行所 朝日新聞出版

2010年1月30日第1刷発行

2018年5月30日第23刷発行

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チェルノブイリからの風

チェルノブイリ原子力発電所の事故のあとの写真がまとめられている本です。

1986年4月26日午前1時23分旧ソビエト連邦ウクライナ共和国にあるチェルノブイリ原子力発電所4号炉で事故が起きたその後の写真なので全体的にもの悲しいです。

 

この本は日本の原発事故の前と後に読んだのですが。前後で印象がガラッと変わりました。

原発前に読んだ時には「放射能汚染って怖いなあ」となんとなく怖い感じだったのですが、福島原発の事故の後に読むと「日本でも起こったか」とジワジワ恐ろしさが伝わってきました。

 

子供の入院時の写真は痛々しい…

アルメニア、シベリア、ウクライナなどから白血病にかかった子供たちが集まっていると書かれています。

 

日本の原子力発電はいつか無くなるのでしょうか…

無くすなら早い方がいいですよね。

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チェルノブイリからの風

著者 本橋成一

発行所 ポレポレタイムス社

発売元 株式会社影書房

発行日 1993月4月26日第1刷発行

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3月は、自殺対策強化月間です。のポスター

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自殺対策強化月間とはいえコロナで自殺は増えそう。あとゲートキーパーはあまりやらない方が良いと思います。ストレスたまりそう。