「愛と死をみつめて」のその後の物語とありますが登場人物の名前を微妙に変えてある物語で話が進むのでなんとなく読みにくく感じました。
河野さんが川田、みち子さんが佐智子さんと微妙に元の名前をイメージさせる名前なのでいっそのことガラッと違う名前で話を進めるか同じ名前で進めるかのほうがすっきり読めたかもしれません。(佐智子さんの母が道子さんなのも読みにくい原因かも)
佐智子さんの病気も軟骨肉腫から白血病に変更されていて違和感がありました。
川田さんの海外でのお話は特に不要だった気がする。私が読みたかったのは「その後の愛と死をみつめて」なので娘との海外旅行は正直どうでもいい…(結婚された奥様との旅行等だったら関心は持てたと思うのですが)
川田さんの母の心臓肥大症(心臓病)、不整脈が辛そうな症状ですが物語の中では割と元気そうにしていたので安心しました。
巻末には愛と死をみつめてのまとめがあります。若いころの河野さんって男前。
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著者 河野實
発行者 松﨑義行
発行 フーコー
発売 株式会社星雲社
1997年10月20日初版第1刷
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