生まれた時から足がマヒしている女の子アンナが主人公。
車いすで生活しています。
母親におつかいを頼まれたところからお話がはじまります。
リンゴとミルクを買いにスーパーへ行くのですが、母親…もう少しアンナに教えてあげてからおつかいを頼んだ方が良かったのでは…
たとえば「ここにある段差は気を付けて」とか「スロープはここだよ」とか「困ったことがあったら人に頼んで」とか「何か困ったことがあったら電話して」とか…
物語途中でアンナはいろころ「こうしなきゃ」と考えていますが今までの母親との会話で聞いたことなかったのかしら…
スーパーの場所がわかるということは何回か来ているはずなのに初めて来たときの様な何も知らなさぶりがすごく怖い。
母親がお使いの前に一緒に歩くなどしてさらっと気を付ける点などを教えてあげていたらこんなに苦労することなかったのにね。
途中でジギーという男の子と仲良くなります。
アンナとジギーは良い友達になりそうです。
作者のフランツ=ヨーゼフ・ファイニクさんは幼児の頃の予防接種の副作用で両足マヒとなっています。アンナと同じ車いすの生活。
おつかいのリンゴがとてもリアルに描かれていて美味しそう。
この絵本を読んだあと無性に赤いリンゴが食べたくなりました。
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わたしの足は車いす
作者 フランツ=ヨーゼフ・ファイニク
画家 フェレーナ・バルハウス
訳者 佐々木 田鶴子
発行所 ⁽株⁾あかね書房
2004年10月20日初版第1刷
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