闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

1/4 の奇跡 「強者」を救う「弱者」の話

DVD付の大型の本です。DVDの内容は山元加津子先生のお話。

①きいちゃんの結婚式

②かおりちゃんの声

③ななちゃん大好き

④満点の星(映像と音楽)

⑤特典映像 1/4の奇跡 予告編

とボリュームたっぷり。山元先生のお話を聞こうと思いましたが山元先生の話し方に独特の癖がありクチャクチャしたリップ音が不快で聞いていられませんでした。残念。

 

映画に対しての大絶賛の「感動の声・声・声!」などべた褒めすぎる宗教臭い所が多々あるのでダメな人はダメな本だと思います。

 

からだが不自由なきいちゃん、多発性硬化症の雪江ちゃん、知的障害の子、言葉が不自由なかおりちゃん、筋ジストロフィーのたかしくん(病名ははっきり書かれていませんが筋肉が徐々におとろえていき、いつか息をすることもできなくなると書いてあるので筋ジストロフィーと思われます)、いじめられている子ども等、悩みがあったり病気を持っている子供たちの印象的なエピソードが紹介されます。

 

ペルーの多指症(6本指)の手を守るように描かれ五本指の絵がオシャレ。

 

鎌状赤血球症とマラリアの関係性についても学べます。

「鎌状赤血球症という病気を引き受けた1/4の人たちがいたからこそマラリアに強い遺伝子を持った人たちが存在する。つまり人間の進化の過程には病気や障害を持つ人が必要なのだ」

という考え方が語られます。

タイトルの1/4はここからとられている様子。

障害を持った人は障害がなかった人のために障害を持って生まれてきたって事ですかね?この考え方はなんだか嫌だな。

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1/4 の奇跡 「強者」を救う「弱者」の話

著者 山本加津子 柳澤桂子 四方哲也 新原豊

編集人 泉篤

発行人 梶山正明

発行所 株式会社マキノ出版

2010年6月8日第1刷発行

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