電動車いすサッカーをテーマにした実話物語です。
登場人物は皆電動車いすに乗っています。
主人公の雄也、遼太、亮太、福島先輩は脳性まひ。
ノア、ジョナの兄弟は先天性ミオパチー。
荒木監督、静耶、和馬は筋ジストロフィー。
いろいろな障害を持つ人たちが電動車いすサッカーを通じて充実した生活を送り、成長をしていく様子が丁寧に書かれています。
筋ジストロフィーの「和馬」は同じ作者の本「ぼくがんばったんだよ」の主人公の和馬くんですね。
静耶は側弯症の手術をしたりと筋ジストロフィーの症状が進みながらも育成選手になったりと活躍しています。
ノアが医療ミスをおこされても起こらない心が広い魅力的な性格でした。ノアの兄のジョナはその後に絵を描く方を選びサッカーから離れてしまったのが、好みの問題もあるので仕方ありません。
主人公の雄也の性格が明るくポジティブで爽やかに読むことができました。
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イエローカードはぼくらの旗印
著者 沢田俊子
発行者 尾上重道
発行所 京都新聞出版センター
2011年3月18日初版発行
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