アルツハイマー病のおばあちゃんと住む日常を優しい目線で描かれた絵本です。
「わたし」がおばあちゃんを好きなのがとても良くわかる良い絵本です。
アルツハイマー病は忘れていく病気なので一緒に生活すると気が滅入りそうなものですが家族は明るくおばあちゃんと接していて良いですね。
楽しい思い出まで忘れてしまうおばあちゃんを不思議に思っている「わたし」
ですがママの言葉がわかりやすいです。
「病気のせいなの。おばあちゃんの頭には、秋がきたのね。この木についている絵は、風にふかれた木の葉みたいに、1枚1枚ちってしまうのよ。」
このセリフがアルツハイマー病を良く表していると思いました。
絵もあたたかみがあって全体的に優しいです。
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忘れても好きだよおばあちゃん!
作者 ダグマー・H・ミュラー
画家 フェレーナ・バルハウス
訳者 ささき たづこ
発行所 ⁽株⁾あかね書房
2006年10月20日初版第1刷
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