今回のお話も怪我をしている人が多い。
表紙はかなりカッコいい加持さん。表紙だけみるとすごく良い大人風ですが本文の加持はろくでもない大人ぶりを発揮しています。
養護施設から抜け出した加持と弟と仲間達はストリートチルドレンのように盗みなどをしながら生きていたわけですが、運悪く軍の施設で泥棒をしている時に大人に見つかり、仲間の居場所を教える代わりに自分が生き残り、弟と仲間は殺されてしまいます。
と、まあここまでは良いとして…
その後、自分とミサト、シンジは幸せになってはいけない運命だと言っています。
が、自分が助かるために弟と仲間を見殺しにした加持と、友達を殺すくらいならば自分が死んでも良いと思っていたシンジとではそもそも考え方が違うので「何言ってんだこいつ」としか思えませんでした。
シンジも言い返せばいいのに。
(あれば僕のせいじゃない、父さんがやったんだとは言っていますが)
加持のこういうモラハラ系な自分勝手な考え方は好きになれないので、加持を好きなミサトもなんだか嫌いになってきた。
ゲンドウといい加持といい、エヴァンゲリオンの世界の大人ってこういう無自覚なモラハラパワハラ系が多いので嫌になりますね。
シンジのエヴァに乗らない話がまだ続いていてイライラしましたが、絵がとてもキレイので読んでいて目に優しかった。
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漫画 貞本義行
原作 カラー
発行者 堀内大示
発行所 株式会社KADOKAWA
2001年12月1日初版発行
2014年10月31日第44刷発行
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