漫画版のエヴァンゲリオン最終巻です。
最後なのに説教臭いお話がダラダラ続くのでイライラします。
絵が美しいので見ることはできますが、えらそうぶった大人が子どもにする説教話を読んでいるような不愉快な気持ちが淡々と続きます。
面白くないというわけでは無いのですがとにかくうっとおしいお話が続きます。
碇ユイがゲンドウにだらだら話す部分など全部なくても良かったのでは?という流れになっています。ここはゲンドウが救われるためだけに書かれているような気がしますが、ゲンドウなんて野垂れ死にしたままの方が読者はスッキリした気がします。
ゲンドウの穏やかな死に顔は心底イラっとしました。
最後のオチは碇ユイのドジっ子ぶりをアピールして終わります。
容量が悪い、心底イライラするドジっ子ぶりなのですが、突然出てきた新キャラ「真希波マリ」がユイを慕っていたという唐突の同性愛ネタをぶっこんできます。
その前にマヤとリツコやシンジとカオルの同性愛っぽいお話もちらっと出てきますがマリがユイを好きだったという話は「今ここで、最終巻でいう事ではないでしょう」と思いました。
あれだけひっぱっておいて「ユイちゃんモテモテエンド」なんてガッカリ。
作者の絵が上手かったので見ることができましたがお話の終わり方としては失望でした。
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新世紀エヴァンゲリオン 14
漫画 貞本義行
原作 カラー
発行者 堀内大示
発行所 株式会社KADOKAWA
2014年11月26日初版発行
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