清水哲男さんの書いた障害者や難病患者を追いかけている本です。
ダウン症の岩元綾さんは努力の末、大学を卒業しています。
四肢まひの精神科、荻田謙治さんはラグビーで第四番頸椎を損傷、脊髄も傷つき四肢まひとなりながらも医師として仕事をしています。
ポンペ病の石黒剛志さんはギターを弾くロックギタリストです。プロレスラーの大仁田厚さんと期間限定バンド「ひまわり」を結成した実力者です。
筋ジストロフィーの稲田幸治さん、今津万起夫さん、西坂久巳さんはウェブデザインの仕事をしています。三人ともドゥシャンヌ型筋ジストロフィーなので仕事をするのは相当体が厳しいと思うので凄いです。
筋ジストロフィーの梶山豪志さんはトランペット奏者です。
全盲の数学教師窪田巧さんは学校側と闘っています。荻田さんを追いだそうと必死になるろくでもない学校なんて通いたくないです。学校名をさらして炎上させてしまえばよかったのに。
盲ろうの森敦史さんのコミュニケーション力の高さにも驚きます。
森さんは網膜色素変性症、両黄班変性症、視野狭窄があります。
全員、厳しい障害を持ちながらも諦めず前向きに進んでいて眩しい気持ちになりました。
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決してあきらめないあきらめさせない 障害者、難病患者の日常を克明に追いかけたドキュメント
著者 清水哲男
発行者 喜志順子
発行所 道出版株式会社
2007年6月10日初版1刷
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