ジオ、ピピ、ドクターDが大気汚染で苦労をするお話。
ドクターDはアレルギーとぜんそくを持っていた事から医者になると決め、実際に医者になった努力家です。医師免許証は韓国、アメリカ、中国と取得しているので頭が良いという事がわかります。冷たそうに見えるドクターDですが具合の悪いピピや皮膚炎の出来たジオの面倒をみたりと常識人です。
今回のジオも粒子状物質や砂嵐、黄砂、災害レベルのスモッグとあらゆる大気汚染関連と向き合う事になります。ジャングル育ちのピピは汚れた空気が辛そうで可哀想。
人工降雨機を使ったロケット打ち上げからの降雨の流れが丁寧に書かれていたので仕組みが良くわかりました。
ドクターDの発明品エアテントメーカー(たぬきソックリ)を使って街を巨大な幕で覆い、汚染物質を幕に吸着することにより最後に街の空気はキレイになります。
話が急に終わったので落丁かと思いましたがこの終わり方が正しいのね。あと一ページ後日談があればもっと良かったかも。
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大気汚染のサバイバル 科学漫画サバイバルシリーズ
文 スウィートファクトリー
絵 韓賢東
発行者 勝又ひろし
発行所 朝日新聞出版
2015年3月30日第1刷発行
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