バスケット好きのショーンと車いすに乗ったデーヴィッドが反発しながらも友情を育んでいく物語。
2人は八年生(日本で言うと中学二年生)で難しい時期です。特にデーヴィッドは事故により腰椎損傷(腰椎五番損傷)となり、怒りの発作も良く起こしています。
ショーンははじめは面倒くさい性格のデーヴィッドがあまり好きでは無かったのですが少しずつ気になる存在になっていきます。一般的には自らトラブルを起こそうとするデーヴィッドの性格は嫌われる性格だと思います。よくもまあショーンはデーヴィッドとの友情を続けようと思ったものだ…と私は思いました。
デーヴィッドが元々優秀なバスケット選手だった事が物語の鍵になっています。デーヴィッドが車いすバスケットボールチームに入り驚くショーンが中学生らしくて新鮮でした。
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リバウンド
著者 エリック・ウォルターズ
訳者 小梨直
画家 深川直美
発行 株式会社福音館書店
2007年11月30日初版発行
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