「死」と「直面」する、というタイトル通りに死が近い単語が沢山出てくる読んでいてなんとなく辛い気持ちになる本です。
ただ、複数の人が書いている本なので読み応えや文体が変わるので区切りごとに気持ちを切り替えて読むことができます。
筋ジストロフィー、らい患者(ハンセン病)、死刑囚、尊厳死、リビング・ウィル、がん、ホスピス、自殺、日本航空123便墜落事故、臓器移植、献体、院内感染…などがテーマになっています。
石川左門さんの語る筋ジストロフィーの息子の正一さんのお話が特に関心が持てました。正一さんの本を読んでいたので余計に心が惹かれたのかもしれません。
いざ死を前にすると慌てることが多いと思うのですが生きている間から「死」を考える事は心の安定につながりそうです。
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死と直面する “死”をとらえ直すことによって、新しい“生”が見えてくる
著者 アルフォンス・デーケン 石川左門 白井幸子 高橋良雄 沖種郎 寺本松野 芳賀敏彦 河野友信 庭瀬康二 中島美知子 黒柳弥寿雄 中島修平 中村雪江 大原健士郎 上野正彦 鈴木和男 太田和夫 倉屋利一 富家恵海子
発行者 藤尾秀昭
発行所 致知出版社
平成4年8月28日第1刷発行
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