筋ジストロフィーの鈴木信夫さんが書いた詩集です。
小さな白黒の挿し絵も詩と合っていて素敵です。本文イラストも鈴木さんが描かれていて絵の才能もある方という事がわかります。
タイトルにある「支え、支えられ」という言葉がすごく生きる優しい詩が多いです。
一番心に残ったのは「完璧じゃなくてもいい」という詩でした。
大切なのは完璧な人生じゃない、より美しい人生を命を懸けて生き切ること、と書かれていて「なるほど…」と思いました。
確かに完璧な人生よりも生き切る事の方が美しい気がします。
巻末のエッセイも読み応えがありました。
詩に比べてエッセイは少な目なのでエッセイもたくさんあると良かったかも。
「失ったものを数えるのではなく、今あるものを生かす」という考えが素晴らしいです。
難しいとは思いますが私もこの考え方を見習いたいですね。
----------
----------
----------
詩集 君にいい風吹きますように 支え、支えられ 難病を越えて
著者 鈴木信夫
発行 神奈川新聞社
2004年5月1日初版発行
----------
https://amzn.to/4aTvmB6 詩集 君にいい風吹きますように 支え、支えられ 難病を越えて へのアマゾンリンクはこちら。