タイトルに出てくるムスタファ・カイール(九歳)は白血病。
湾岸戦争が終わって数年してからイラクではガンや白血病の子どもが多くなってきたと語られています。
湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾の可能性が高いそうですが、こういうお話はあまりニュースにならないのでもっと報道して欲しいと思います。
戦争なんて馬鹿なことをした結果、何の罪もない人たちが苦しむのは気の毒です。
普通に子供たちが大砲の弾を運んできたりするのが恐ろしいですね。
爆発はしないとはいえ大砲の弾が落ちている所に住んでいるわけですし。
こういう戦争の傷跡を見たら心が痛みます。
解説に十六歳になったムスタファの写真が載っています。
最終治療も済んで元気になっていて安心しました。
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シリーズ核汚染の地球② ムスタファの村 イラク共和国
文・写真 森住卓
発行者 小櫻勲
発行所 株式会社新日本出版社
2009年4月5日第1刷
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