闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

ダメ彼を訴えます!! ~殴られたので裁判しました~

二星星さんによるDVや裁判の流れをまとめた本です。

グイグイ読ませる内容で一気読みしました。とても面白いです。

 

 

同棲中、彼氏に生活費を使い込まれているのを問いただした時に、無言を貫かれたので二星星さんが彼氏を殴り、殴り返された事で裁判をしています。

 

どんどん読める面白さはあるものの、あまり作者に共感はできませんでした。

これは…先に殴った二星星さんの方が悪いのではないでしょうか…

女性だから先に殴って良い、という法律なんてものはこの世にありません。

個人的に先に殴っといて裁判するのは良くないのでは、と思ってしまいました。

 

お金を一回でも使い込まれた時に彼氏と別れなくちゃダメでしょ、と人を見る目のある方は言うと思います。

たいていの人は一回でも自分のお金を無断で使われたら一生許さないと思います。

 

この彼氏はアスペルガーっぽい雰囲気なので少し気になりました。

会話にならない、いきなり怒り狂う、目の前に人がいるのに挨拶などは無し、などなど気になる部分がチラホラあります。

作者が「お金を何に使ったか」質問しただけで一回目は一時間の沈黙、二回目は三時間の沈黙、普通の会話の出来なさが滲み出ています。

ここで作者も無言のまま終わらせず、きちんと話を聞けば三回目のお金の使い込みも無かったかも。

(二回も使い込まれたのならお金の隠し場所も変えていかないと…)

 

あと、殴られてすぐ「逮捕しますか?」と警察に聞かれているのに「それ、今じゃなきゃダメですか?私の姿見えてます?」と逆切れしておいて、後々警察の人に「彼を逮捕していないんですか?」と質問しています。

二星星さんが逮捕を断っているのになぜ警察の人が逮捕していない事に対して怒るのがわかりませんでした。

 

法テラスなどの仕組みが気になる人には勉強になりそう。

 

面白かったけれど作者の圧が凄いので読んでいて疲れました。

二星星さんと彼氏の二人とも怒りのコントロールを学んだら人生ラクになりそうです。

人のお金を勝手に使う人は有無も言わさず別れたほうがいいよ、という事は伝わってきました。

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ダメ彼を訴えます!! ~殴られたので裁判しました~

著者 二星星

発行人 大島雄司

発行所 株式会社ぶんか社

2019年10月1日初版第1刷発行

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