「骨」が誕生するまでをきれいな絵で紹介している絵本です。
最初は生き物がいなかった地球、そして単細胞生物が生まれ、多細胞生物が生まれ、カンブリア爆発が起こり、脊索を持つピカイアが生まれ、「骨」と呼べる「骨質の皮」を持つモノが生まれ、背骨を持つ魚が生まれ…と骨が確実に出来上がっていく様子を丁寧な絵で紹介しています。
血液の不思議についても書かれています。
血の成分は海と似ており、体の中に海をいれて持ち運んでいるからこそ地上で生きていく事ができるのだとか。
不思議ですね。
最後は海からあがってきた赤ちゃんのイラスト。清々しい終わり方です。
巻末には「骨をめぐるむかしむかしの大ニュース」が12個もまとめられています。
大人が読んでも十分楽しめる内容です。
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ながいながい骨の旅
文 松田素子
絵 川上和生
監修 桜木晃彦 群馬県立自然史博物館
発行者 清水保雅
発行所 株式会社講談社
2017年2月23日第1刷発行
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