ジョン・マーズデンの文とショーン・タンの絵によって描かれた大型の絵本です。
テーマは環境破壊や環境問題。
祖父の、祖父の、そのまた祖父の時代にウサギたちが海からやってきて、見たこともない食べ物を持ち込み、よその動物を持ち込み、草を食いつくし、木を切り倒し、大地は丸裸になり元いた生き物(フクロアリクイを思わせる見た目)は自然を懐かしむ…というお話。
ウサギはいわゆるウサギの絵ではなく、二足歩行で人間のように擬人化されています。
ショーン・タンの美しい絵で残酷な環境破壊が描かれているので見ごたえがあります。
ウサギ達が環境破壊をしているという自覚がなさそうなところが凄く不気味です。
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ウサギ
文 ジョン・マーズデン
絵 ショーン・タン
訳 岸本佐知子
編集 田中優子
発行者 小野寺優
発行所 株式会社河出書房新社
2021年1月20日初版印刷
2021年1月30日初版発行
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