クリスマス仕様の服がとてもかわいいかぎばあさんが表紙です。
主人公は信。母はファッション雑誌の編集者で父よりも遅く帰る事が多い為、鍵っ子です。
信は友達の緑ちゃんの病気の弟、創ちゃんを励ますために茂おじさんにサンタクロースの役をしてもらうようお願いします。茂おじさんは母の弟で舞台俳優なのでサンタクロースの衣装も持っているため引き受けてくれました。
ヒヤリとしたのは信の家に泥棒が入っていた事。サンタ姿の泥棒と鉢合わせになりますが、泥棒にしては抜けているタイプだったので被害は特に無し。実際に自宅でサンタ(泥棒)と鉢合わせしたらパニックになりそうなものですが信はしっかりした性格なので見事に立ち回っていて感心しました。(110番はした方が良いと思いますが…)
かぎばあさんは鍵を落とした子に寄り添うおばあさんという設定でしたが今回はトラブル解決のために出てきてくれました。
今回のお料理は創ちゃんのお母さん作でした。かぎばあさんのお料理を期待していたので少々がっかりですが創ちゃんにしたら大好きな母の手料理の方が良いのでこれは仕方ないかも。
作中で使われる「ベアトリねえちゃん」懐かしいですね。この本が出ていた1989年頃にこの本を読んだ時でも古い歌だったのですが今読むと古すぎて新しい…youtubeでも聞けるのでもっと広まってもいい歌だと思います。
信や創ちゃんや緑の元にかぎばあさんは来てくれましたが、緑の母にはかぎばあさんが見えていない様子…相変わらず謎の存在でした。
創ちゃんの病気(病名不明)も回復したようで安心。
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かぎばあさんのサンタクロース
作 手島悠介
絵 岡本颯子
発行者 大川松利
発行所 岩崎書店
1989年10月30日第1刷発行
1992年11月20日第5刷発行
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