元キリングセンスの萩原正人さんの書いた臓器移植についての闘病記です。
文章がとても上手く読みやすいので病気で吐血する時の描写がすごいです。
萩原さんは母子感染によるB型肝炎なのですが母親と妹は抗体ができており自然治癒していたのが幸いです。
爆笑問題の太田さんがとにかくいい人で驚きました。
当時あまり情報もなかった臓器移植についてどんどん調べて良い情報のみを萩原さんにもっていく優しさが凄い。
太田さんの情報がなかったら海外での臓器移植はなかったのでは無いでしょうか。
海外のついてからの移植待ちの描写が生々しいのでハラハラしながら読んでいました。
実際にはこうして本を出しているので生存している事はわかっているものの、あまりにもリアルな闘病描写で何回もヒヤリとする場面があります。
海外に来てからは腎臓も悪くなり、肝臓と共に腎臓の移植も決定します。
かなり長く海外に滞在し、体力気力も限界時点になってようやく肝臓と腎臓の移植がはじまります。
最後は元気よく日本へ帰国し一安心。あまりお金の苦労が出てこなかったのはさすがに芸能人と言った所でしょうか。
※下のリンク先は文庫本ですが私が読んだのは大きいサイズの本です。
文庫本の表紙とは違う萩原さんのベンツマークが表紙なので表紙は初版の方が良かったです。
----------
----------
僕は、これほどまで生きたかった。
著者 萩原正人
発行人 中村守
発行所 株式会社扶桑社
発行日 2001年4月20日初版第1刷発行
----------
----------