ポケットのないお母さんカンガルーケイティが主人公。
1981年版を読んだのですがカバーの折り返し部分に物語のあらすじからオチまで全部書かれていて萎えました。
オチまで書くことないじゃない…
お母さんカンガルーのケイティはかなりウジウジした性格をしています。
ポケットが無くても頑張ってフレディをかなりの大きさまで育てているので自慢できると言うのに。
「ポケットがないからフレディをどこへもつれていけない」
とケイティは事あるごとにめそめそめそめそ。
ポケットが無くてもフレディは自力で頑張ってケイティについていってるので時間はかかっても自力で頑張れるチカラがあるというのに…
その後はワニ、サル、ライオン、鳥、フクロウなどいろいろな動物と会っています。
ライオンの子どもに対して「ライオンの子どもはお前と同じ自分で歩くだけでかわいそう」
とか言ってます。
結構失礼なんじゃないかな…
自力でがんばって歩いているライオンの子どもがかわいそうと思えるケイティがかわいそうになってきた。
自力で歩いて偉いですよ!
最後は街にでてきて優しいおじさんにポケットのたくさんついたエプロンをもらいます。
ケイティのエプロンポケットに入ったフレディがいきなり縮んでビックリしました。
ケイティとフレディの比率が変わってます…
ケイティの考え方があまり好きになれませんでした。
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ポケットのないカンガルー
著者 エミイ=ペイン
絵 ハンス=A.レイ
訳者 西内ミナミ
発行者 今村広
発行所 偕成社
1970年2月1刷
1981年3月5刷
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