山口女子高専生殺害事件の被害者の中谷歩さんの母、中谷加代子さんの語りがまとめてある本です。
娘を殺人事件で亡くすという悲劇的な感情などを丁寧にまとめてあります。
被害者家族の二次的被害についても考えさせられます。犯人が自殺という最後を迎えたことで当時もかなりニュースになったので覚えている事件です。
歩さんは窒息死だったので相当苦しんだのではと考えると気の毒すぎます。
犯人が１９歳だったので少年法の壁も当時問題になりました。本では特に書かれていませんでしたが、殺害の原因としては男女間のもつれだと思います。なんの理由もなく男性が女性を殺害するのはほぼ無いはずだし。
少年法を考えさせられた大きな事件のため忘れてはいけないと思いました。
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命のスケッチブック
語り 中谷加代子
構成・文 小手鞠るい
発行所 株式会社静山社
２０２２年１１月８日第１刷発行
挿画・挿絵 酒井似
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