豊田直巳さんの写真・文による福島県のシビアな現実が語られる写真本です。
「までい」とはこの地方の言葉で「手間ひまかけて」「ていねいに」「心をこめて」という意味があるそうです。
乳牛を飼う長谷川健一さんも牛を手ばなさなければいけない状況になってしまい牛飼いをやめる事になります。
家族同然のように生活していた牛を手ばなすことになるのは辛すぎます。
突然避難をさせられた近くの町では置き去りにされた牛たちが息絶えていました。乳牛が死んでいる写真が悲惨です。
東日本大震災による福島第一原子力発電所の放射能漏れで仮設住宅に暮らす人たちの姿が悲しそうでした。
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それでも「ふるさと」「牛が消えた村」で種をまく 「までい」な村の仲間とともに
写真・文 豊田直巳
発行所 一般社団法人 農山漁村文化協会
発行 2018年2月5日第1刷発行
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