表紙は毛並みがぼさぼさながらも生きる気力がまだ感じられる茶色の猫です。
福島第一原子力発電所20キロ圏内で人間が避難してしまったため置き去りになってしまった動物たちの悲惨な写真がぞくぞく現れます。
犬、猫、ブタ、ダチョウ、タヌキ、牛、イノブタ、ヤギ…
生きている動物や死んでいる動物まで悲惨な状態の動物写真が悲痛です。
ただ、ダチョウのような大きな鳥が悠々街を歩いている写真は見開きになっていて素晴らしいと思いました。
人間の都合によって何の罪もない動物が悲惨な目にあうのは可哀想すぎました。
死体の写真や骨やミイラの写真もあるのでこういう写真が辛い人は見ない方が良いかもしれません。
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待ちつづける動物たち 福島第一原発20キロ圏内のそれから
著者 太田康介
発行者 土井尚道
発行所 株式会社飛鳥新社
2012年3月14日初版第1刷発行
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