表紙はレントゲンを指さすブラック・ジャック。この表情のブラック・ジャックがとても若々しくて素敵です。
第1話「地下壕にて」
手術をした患者が支払いをしぶる患者とのやりとりをたっぷりとっていて面白い。
第2話「助っ人」
メッケル憩室の患者が治療してあるにもかかわらず二度もお腹を切られていて気の毒で仕方ないお話。
第3話「ハローCQ」
第4話「老人と木」
公害によって枯れかかっているケヤキを守るおじいさんが自殺をするもブラック・ジャックに助けられるお話。
第5話「霧」
精神分裂症の一種である緊張病の美江とブラック・ジャックのやりとりが物悲しいお話。
第6話「震動」
振動により何回も流産したうえに石が当たって腸管破裂をしてしまう女性がひたすら気の毒。
第7話「発作」
ヒステリーで腹痛やけいれんのまねをする女性をブラック・ジャックがたしなめるお話。女性のお母さんはブラック・ジャックに対して「失礼な」とか起こっている割には診察料を払おうとしていてお金の管理はきっちりできている人なんだと感じました。(ブラック・ジャックは受け取りませんでしたが)
第8話「電話が三度なった」
医師に恨みがある青年が殺人未遂をする話。とばっちりで殺されかけるブラック・ジャックが気の毒。
第9話「人面瘡」
架空の病気の人面瘡が実はいい人?だったというお話。もともとが美形の男性だったので人面瘡の出ているときのギャップがすごい。
第10話「ピノコ還る!」
なんだか優しいおじさんに何となく誘拐されたピノコの冒険談。ダメおじさんの源さんですが憎めないタイプです。
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著者 手塚治虫
発行者 三木章
発行所 株式会社講談社
1982年12月20日第1刷発行
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