表紙はメスを持ちしゃがんでいるブラック・ジャック。ブラック・ジャックにまつげがあってかわいい。
第１話「霊のいる風景」
縦隔腫瘍の手術をしたのに健康な肉体への無駄な手術と疑われるブラック・ジャックの話。不思議な現象が起こっているのに淡々としているブラック・ジャックが良いです。
第２話「ピノコ・ミステリー」
創作の手紙を信じたピノコが可愛い。手紙を送ってきた井之頭将美さんがブラック・ジャックのピノコの秘密を詳しく知っていてそこが気になりました。
第３話「山小屋の一夜」
自殺願望のある妊婦さんを帝王切開して助けるブラック・ジャックが優しい。
第４話「山手線の哲」
スリの哲と警視庁の友引警部の友情物語。
第５話「なにかが山を……」
貧しく狂犬病の治療ができない青年を助けるブラック・ジャックですがブラック・ジャックも犬にかまれているのでその後が気になるお話。
第６話「地下水道」
爆弾でアパートを吹き飛ばそうとするB.Bが骨折や大火傷等で心身ボロボロになるお話。自業自得なので助けない方がB.Bのためになる気がする。
第７話「小うるさい自殺者」
自殺願望がある喬(たかし)と千代子のラブストーリー。喬は自殺に失敗しますがくも膜下血種の治療はブラック・ジャックが行っているのでぴんぴんしています。千代子は腎炎で透析等の治療をするも尿毒症になり腎性昏睡となります。安楽死を誘導するキリコでしたが最後は救いがある終わり方で良かった。
第８話「未知への挑戦」
宇宙人の手術もこなすブラック・ジャックがすごすぎる…
第９話「クマ」
ブラック・ジャックの中学時代の同級生の矢口夏江が兄の冬造に撃ち殺される話。この話は大怪我をしていた兄の冬造が元気になった時に自分が妹を撃ったショックをうける未来しか見えない。
第１０話「密室の少年」
交通事故で脊髄損傷となり両手両足が完全マヒした男の子が超能力(PK)を手に入れる話。親が毒親なので少年の未来は暗いと思われます。
第１１話「人生という名のSL」
ブラック・ジャックが親しい人たちを振り返るお話。めぐみさんとブラック・ジャックって両想いなのに結ばれなかったのが悲しい…そしてキリコが語る「老衰だけはさけられん」というセリフが重いです。
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著者 手塚治虫
発行者 加藤勝久
発行所 株式会社講談社
１９８３年６月２０日第１刷発行
１９８９年８月２１日第４刷発行
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