タイトル通り電車による人身事故をまとめてある本です。
自殺が多いですが転落事故や電車との接触事故などもあります。望み通り自殺で亡くなった人もいれば死にきれずに怪我で済んだ人もいたり自殺者にもそれぞれ運がかかわっていることがわかります。
自殺者の動き等も淡々とまとめられています。
「飛び降りてしゃがむ。遺体が散乱し即死状態」
「ホームから飛び降りそのまま軌間内で仰向けに寝転ぶ」
「進行方向を背にして線路内を歩く」
「ホームから小走りで飛び降り」
「頭から倒れこむように飛び込む」
「ホームから飛び込む。巻き込みながら通過」
等、自殺の前後が生々しく書かれているので人身事故の方法にもいろいろあることがわかります。
東京に住んでいて電車利用をしていると毎週のように人身事故があるので「また人身事故か…」と思うばかりなのですが慣れてしまうのも良くないですね。
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鉄道人身事故データブック 2002-2009
著者 佐藤裕一
発行 柘植書房新書
2011年7月15日第1刷発行
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