闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

キミがくれた希望のかけら

主人公メグのクラスメート、オスカーのお葬式からはじまるお話です。

淡々とお葬式が進むものの弟のスティーヴィーとメグはオスカーの死を信じていません。

 

オスカーにかかわった二人の女の子友達がどちらもクズだったためオスカーは不要な苦労をすることになります。

一人目のメグはアイルランドからニュージーランドに引っ越した後、謎のいじっぱりを発病しオスカーへのメールや連絡などをやめてしまいます。もしメグが意地をはらずにオスカーと連絡を取っていたらオスカーは自殺しなかったはず。

二人目のパロマはオスカーをスクールカーストの底辺に向かうよう誘導し、オスカーが嫌われるよう周りを操作しオスカーを自殺に向かわせた張本人。パロマはオスカーに「序列」について語りますがわかりやすく言えばスクールカーストです。パロマと出会わなければオスカーは自殺願望を持つことはなかったはず。

 

オスカーには足が不自由な弟のスティーヴィーがいます。この弟の足を不自由にさせたのが小さい頃のオスカーという不幸な出来事もだんだんとわかってきます。家族で車に乗っていた際の交通事故(衝突事故)でオスカーは母を亡くし弟の足も不自由になってしまうという10代の少年にとっては重すぎる現実ものしかかってきます。

隣に住んでいる女の子二人がどちらもクズだったオスカーの女運の悪さが輝いています。

 

読み終わった後はアップルパイを食べたくなります。

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キミがくれた希望のかけら

作 セアラ・ムーア・フィッツジェラルド

訳 中林晴美

絵 平澤朋子

発行者 飯田聡彦

発行所 株式会社フレーベル館

2016年10月初版第1刷発行

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