胃がんの中村正堯博士の生きざまを奥様の中村歌子さんが記録した本です。歌子さんは結核で病床にありながらの執筆のためとても大変だったと思われます。
正堯博士はこの時代(出版時は昭和40年)の「がん=苦しむ」という状況を変えるために「笑って死ねる」と表現していてすごいです。
状況としては癌性腹膜炎も併発しているほどの末期なのですが最後までしっかりと生き抜いた正堯博士の生きざまがとても美しく感じられました。
1966年にドラマになっていたらしく見たくなりました。昭和40年代に前向きな闘病記がある事がわかり感動。
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ガンかて笑って死ねるんや フィルムに残した中村正堯博士の記録
著者 中村歌子
発行者 野間省一
発行所 株式会社講談社
昭和40年10月10日第1刷発行
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