最後まで筋ジストロフィーと闘った池田浩己さんの記録本です。
池田さんは1961生まれ。
幼稚園の運動会でビデオをスロー再生にしたかのような動きで走るためにお母さんは不安になります。
その後近所の医者に見せるも異常はないと言われてしまいます。
東京の墨田区と書かれているので舞台は東京なのですが、1960年代の東京で筋ジストロフィーの子どもに異常が無いと言ってしまうお医者さんがいるとは驚き…
その後、東京大学病院で検査をして進行性筋ジストロフィーとわかります。
病気が進行しながらも小学校、中学校、定時制の隅田川高校では友人に恵まれ楽しい日々を過ごしていた様子。
ただ隅田川高校に入学してからは孤独になってしまいます。
それでも持ち前のパワーで大学まで進学し勉強しています。
その後池田さんは私塾で生徒たちに勉強を教えはじめます。
人に勉強を教えるというのはとても難しいと思うので不自由な体で勉強を教えることを続けていたのは凄いです。
31年という短い人生でしたがとても良い先生だったので生徒さんたちは正しく生きているでしょうね。
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ぼくたちは池田先生をわすれない 筋ジスとたたかいながら塾をつづけた池田浩己さんの記録
著者 小川陽子
絵 保田義孝
発行者 今村正樹
発行所 株式会社偕成社
発行 1992年12月1刷
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