竹下薫さんの書いた線維筋痛症との闘いの本です。
強い遠視による重度の弱視と斜視・トレーラーとの交通事故・流産・重度のうつ病・自殺未遂・アナフィラキシーショック・MASAの感染による肺梗塞・脳腫瘍・てんかん…等も出てきました。
全体的に痛みと闘っているので痛々しいです。
繊維筋痛症といえばとにかく痛い病気なので全体的に痛いの文字が散っています。
どのような治療をしているか、がメインではなくて今どれくらい痛いか、がテーマっぽいので線維筋痛症の治療内容を期待して読むとがっかりするかも。
竹下さんがとにかく頑張り屋すぎるので読んでいて疲れる本の部類です。
頑張りすぎる人が無自覚で症状を悪化させるお話でした。
読んでいても「とにかく休んで!」と何回もツッコミを入れそうになります。
元先生という職業柄なのかとにかくマジメ。
線維筋痛症の症状がでていた初期症状の時に休んで適切な治療をしていたらここまでの悪化はなかったでしょうね…
自殺未遂をしても愛してくれるご主人やお嬢様もいるのでほっとしました。
ご主人の竹下さんを描いた油絵がものすごくうまかったのでカラーで見たかった。
この油絵を表紙にしても良かったかも?
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壁+病=やさしい人生 (かべたすやまいはやさしい人生)
著者 竹下薫
発行者 瓜谷綱延
発行所 株式会社文芸社
2019年7月15日初版第1刷発行
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