死について語る哲学本です。
10代向けなのでわかりやすいですが大人でもじっくり読めます。
哲学の独特な堅苦しさなどはなるべく排除して丁寧に死についてまとめてあります。
死の感じ方などは人それぞれなので哲学しなくても良いとは思うのですが、他者の意見を読んでみると違った死の考え方が出来るかもしれません。
大昔から人は「人はみな死ぬの?しんだらどうなるの?」
と考えてはいるものの、まだまだ答えが無い分野だと思います。
古代ギリシャの哲学者エピクロスの言葉がわかりそうでわからない。
「私たちが生きている間は死は存在しないし、死が存在したときには私たちはもう存在していない」
死の表現としてはこういうぼんやりした表現が一番良いのかも…
死は考えだしたら止まらない分野なので適当に考えるくらいが丁度よいかも?
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作者 フランソワーズ・ダステュール
画家 アンネ・ヘムステッヘ
訳者 伏見操
編集協力 杉山直樹
発行者 岩崎弘明
発行所 株式会社岩崎書店
2016年6月29日第1刷発行
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