多発性骨髄腫を発病した幡野広志さんが書いた本。
タイトルからもわかる通り「まず家族ありき」な本なので独り身や家族がいない人は読んでいたら辛くなりそう。
こういうお父さんいたら良いとは思うけど先生みたいで疲れるかも。
言っていることはほとんど正しいと思うけど向き不向きがある本です。
こういうできた考えのお父さん最高!という人なら楽しく読めるでしょうね。
職業差別は良くない事が書かれていますが好きでもない仕事をしている人やアルバイトを下に見ているような書き方があります。
「若いときの大事な時間を、アルバイトなんかで安売りするな」
なんてアルバイトをバカにしているから出てくる言葉なのでは…
作者は息子が18歳になったら百万円をあげて一定の期間で自由に使わせてあげたいらしい。
若い時にアルバイトする事がそんなに悪い事とは思えないのですが。
私は自分で稼いだアルバイト代で自分の好きなことをさせてくれる親がいいなあ…
アルバイトなんてするな!このお金で好きなことをしろ!と百万もらっても子ども心でもドン引き案件です。
作者は写真家の仕事が自慢っぽいので少し疲れます。
なにかにつけて写真家写真家…
好きなこと仕事にできてよかったですね!
世の中には好きでもない仕事をしている人の方が圧倒的に多いですけどね。
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ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。
著者 幡野広志
発行者 清水卓智
発行所 株式会社PHPエディターズ・グループ
2018年9月4日第1版第1刷発行
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