写真と絵が組み合わされた不思議な印象のある絵本です。
内容がアウシュビッツ関係の為色調は抑えてありじめじめした色合いがもの悲しいです。
シマシマの服ではないワンピースタイプの服なので新鮮でした。
内容はトビーとレイチェル姉妹がアウシュビッツで生き残るために三枚の金貨を使うお話です。
いわゆる賄賂(金貨)を看守に渡して家族を助けるという流れですが、「世の中お金なんだな…」と思ってしまいました。
看守も金貨には弱いけどどこか人間らしさのある人でした。
当時の金貨は日本円にしていくらくらいの価値があるのでしょうか。金貨というくらいなので相当な価値があるとは思うのですが。
文を書いたのはレイチェルの娘プニーナ・ツヴィさんとトビーの娘マーギー・ウォルフさんという事だけあって生々しいです。
劣悪な環境のアウシュビッツで生き残れたのが感動。
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ふたりの約束 アウシュヴィッツの3つの金貨
文 プニーナ・ツヴィ マーギー・ウォルフ
絵 イザベル・カーディナル
訳 金原瑞人
発行者 西村正徳
発行所 西村書店 東京出版編集部
2020年1月27日初版第1刷発行
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