盲導犬の育成を学校で行ったという経験をまとめた童話風の本です。
盲導犬は家庭で育てられる事が大事と思っていたので学校での飼育ボランティア活動に驚きました。
「もうどうけんになるいぬは しぬところを みなくていいから というのがりゆうでした」
と盲導犬を学校で育てる理由が書かれていて正直すぎます。
たしかに盲導犬は別のご主人の家に行くため死ぬところは見なくても良いですね…
子供って正直。
サティルンはフランス語で「土星」という意味。
なかなか覚えられなくて困りました。(しばらくサルティンと誤読していた)
げんきなサティルンという歌もかわいいです。
「あなかが すいたら クークークー
あなかが すいたら クークークー
あなかが いっぱい グーグーグー」
という歌詞がありますが「あなか」は「おなか」の誤植でしょうか…
子供っぽさをだすためにあえて「あなか」にしているのかな?
WEBなどでは特に誤植訂正はなかったので「あなか」でいいのかな?
りっぱな盲導犬になったサティルンが里帰りする写真も表紙のカバーに印刷されています。
盲導犬は里親に会うことはないため驚きました。
意外と柔軟な対応なんですね。
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童話式 盲導犬基礎のキソ 2年1組サティルン
監修 田中ひろし
絵 中田ゆみ
原作 寺島和音
発行所 今人舎
1998年12月10日第1刷
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