絶滅危惧になっている「動作」をまとめている本です。
そこそこの厚さはありますが、紙がやたら分厚いので実際には１３０ページほどしかなく少々ガッカリしました。
ただ……この「絶滅しそうな動作」は住んでいる所、年齢、場所、趣味、人によってかなり違いがありそう。
例えば最高絶滅レベルの「井戸水をくむ」「薪を割る」「火をおこす」「洗濯板で洗う」等はアウトドアが趣味だったりすると割とできますし、「チャンネルを回す」「お風呂をかき混ぜる」「体温計を振る」「黒電話をかける」等は物持ちの良い家庭なら現役でできる動作です。
タイトルにわざわざ「絶滅危惧」とつけるほどでもないかな、とは思いました。あえて言えば「年齢別」にした方がより「絶滅」感が出そうです。
藪本晶子さんとみうらじゅんさんの巻末特別対談はとても面白い。お二人とも頭の回転が速いのか、読みやすい対談でした。
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絶滅危惧動作図鑑
著者 藪本晶子
発行者 辻浩明
発行所 祥伝社
令和３年１０月２０日初版第１刷発行
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