主人公はアルヴィン。
アルヴィンには小さな妹のリーブがいます。リーブは心臓が弱いので両親はリーブにかかりっきりでアルヴィンはモヤモヤした気持ちで過ごしています。ただ、アルヴィンはリーブが嫌いなわけでは無く子供らしい純粋な気持ちで親にかまってもらえない寂しさでモヤモヤしているので不愉快な描写はありません。
リーブは心臓病(病名不明)でかなり深刻な状態で心が痛みます。
病気の妹がいて、自分がかまってもらえない寂しさをどこにぶつけたら良いのかわからずにいる所がアルヴィンがいじらしい…
そんなリーブが救急車で病院に運ばれることになり、おじいちゃんの家に預けられたことでウサギのヴィルデと出会い、ラビットホッピングを始めます。
主人公が新たなチャレンジする分野を見つけて輝きだすというベタな展開ながら、アルヴィンがかなり良い子なので応援したくなります。(おじいちゃんの家から小さな家出もしたりしますが子供らしくてなんだかかわいい家出なのでヒヤヒヤしない)
124ページの子ウサギに囲まれてアルヴィンが寝ているイラストがものすごく羨ましくなりました。
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ラビットホッピング! うさぎがぼくのパートナー!?
作者 マーリン・エリクソン
訳者 きただいえりこ
画家 森山標子
発行者 内田克幸
発行所 株式会社理論社
2022年1月初版
2022年1月第1刷発行
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