内田春菊さんの大腸がんを描いたマンガの「がんまんが」「すとまんが」に続く「すとまとねことがんけんしん」です。続き物化するなら「すとまんが1…2…3…」としたほうが読者がわかりやすいと思うのですがまあいいか。
今回は「ねこ」のお話も加わりますが、壊滅的にねこの絵が可愛くない…表紙の猫三匹の不細工さが凄い。内田さんは実は猫は嫌いなのかな?好きならもっとかわいく描くと思います。
昔のお話で、猫嫌いなんだなーと思ったエピソード①→「ごはん」という子ねこが内田さんが眠っている時にそばに来て助けを求めていたのに玄関に放り出し、子ねこはゴム草履の上でうつ伏せで哀れに死亡…
昔のお話で、猫嫌いなんだなーと思ったエピソード②→へちゃという猫にはインスタントラーメンを食べさせ、味噌汁とおかかという塩分たっぷりの猫まんまを食べさせる…(今の猫たちにはあげていないと書かれていますが)その後は仕事の邪魔になるので外に追い出してご飯をあげるだけになり飼い主放棄…
血統書付きの現在の飼い猫は丁寧に扱っていて「なんだかなー」と思いました。
タイトルにあるようにストーマ、猫、がん検診のお話だけでなく中毒疹、マンモグラフィー、繊維腺腫、片頭痛、めまい、ファントムペイン(幻肢痛)…などの症状がわかりやすく書かれています。まんがで読むとわかりやすいのでここらへんはさすがです。
猫の話ををわざわざいれずに病気関連だけでまとめたほうがスッキリよめたかも?
内容は過去のお話と現在のお話が混在するのでわかりにくいです。
内田さんは美しい人ですが、漫画の内田さんはどうみても20代くらいにみえる絵が多い。たまに目の下にシワが入るのですが、それ以外は20代くらいの絵でお話が進みます。
内田さんはおばさんになっても美しいんだから堂々と目の下のシワを描いてもいいのよ…と思いました。
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すとまとねことがんけんしん
著者 内田春菊
発行人 今晴美
発行所 株式会社ぶんか社
2021年10月20日初版第1刷発行
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