森山一さんの詩集です。森山さんは進行性筋ジストロフィー症と身体障害者を守る「長い道の会」理事長です。
詩集なので流行等はなく、今読んでも十分読み応えがあります。
「長い道の会」理事長というだけあって筋ジストロフィーの子供達の事を書いた詩が多くあります。
車いすに乗っていたり、体の不自由な人をテーマに詩を書くというのはプレッシャーだとは思うのですが美しい文章で綴られています。
(たとえば私が体が不自由な人をテーマに詩を書こうとしたら「こういうことを書かれたら嫌だろうなあ」とか思ってしまって上手く文章にならないかもしれない)
「えゝかい議員殿」という詩が特に心に残りました。
この本は昭和52年に出版された本なのですが、この当時から議員殿は無茶苦茶という事がわかります。いまだに議員殿は無茶苦茶ですもんね。
この本は表紙が華やかです。本のタイトルが読みにくいですがパッと目立つ表紙なので手を取りたくなる人は多そうです。
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詩集 花と車椅子
著者 森山一
昭和52年4月10日
発行 四季書房
取次所 長い道の会本部
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