兄の岩崎健一さんが花の絵を描き、弟の岩崎航さんが詩を書く共著本です。
2人は筋ジストロフィーであり人工呼吸器をつけ、生活のすべてに介助を受けている状態でありながらも作品を制作しています。
第1章から「母」と言うのがいかにも病気を持った人の感性っぽいですね。感謝の気持ちがあるのは素晴らしい事ですが、闘病記のほとんどは母への感謝が綴られるのであるあるな感じ。
母への感謝は本当に素晴らしいんですけどね…最初に持ってくるのはいかにもな感じがしました。
健一さんの絵はパソコンで描かれています。どんなソフトが使われているのが気になりました。花の絵は鉛筆と紙でも相当難しいのでパソコンで見事に描きあげているのですごいです。
絵を健一さんが描き、航さんが詩をかくというお互いの得意分野をあわせた本なので安心感があります。
写真は齋藤陽道さん。齋藤陽道さんは感音性難聴ですが美しい写真を撮られる方です。
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画詩集 いのちの花、希望のうた
画 岩崎健一
詩 岩崎航
写真 齋藤陽道
発行人 村井光男
発行所 株式会社ナナロク社
2018年出版
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