吃音についてわかりやすくまとめられている良本。
吃音はほんの少しのどもり方から聞き取ることができないほどの吃音までたくさん悩んでいる人がいるのにわかりやすい本ってあまりないんですよね。
ハルオという11歳の少年を通して吃音を学ぶことができます。
ハルオがどの程度の吃音なのか書かれていないのですが、かなり重度だと思われます。
お兄さんも吃音を持っているため家族の理解が素晴らしい。
もともとが海外の本のため日本ではあまりなじみのないお話も多いです。
日本では吃音は軽く見られることが多いので言語聴覚士の協力が得られることがあまりないと聞いたことがあります。
先生と吃音について話すこともあまりないんじゃないのかな…
吃音の症状で体のどこかが動いてしまうという事を初めて知りました。
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わかって私のハンディキャップ4 吃音 言葉がすらすらでないんだ
著者:スー・コトレル
監修:廣嶌忍(村瀬忍)
訳者:上田勢子
イラスト:オノビン
2016年1月20日 第1刷発行