10代のアメリカの少年少女に向けた喪失感に対応する方法をまとめてある本です。
アメリカの少年少女と書きましたが日本の10代の方でもわかりやすいかと思われます。
喪失は死だけではなく、図書館のカードを失くしたり、友達が引っ越したり、親が離婚したり、ペットが死んだり(ペットロス)…といろいろな喪失があることがわかります。
親戚の人がアルツハイマーになって自分の事を忘れてしまうときに感じる喪失感などもあると書かれていて「ありそう」と思いました。
アメリカでの対応なのでカウンセリングのお話もあるのですが、日本では喪失感だけでのカウンセリングは難しいと思われるので自分でなんとかするしかないのが現状ですね。
友だちに話を聞いてもらうだけでも癒しにはなりそうです。
----------
----------
10代のメンタルヘルス9 喪失感
著者 アイリーン・キューン
訳者 上田勢子
監修者 汐見稔幸 田中千穂子
発行者 中川定
発行所 株式会社大月書店
2005年1月20日第1刷発行
----------
----------