闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

勝つために生まれてきた子どもたち 未来を育む母たちの詩

20人の親と子供たちのリアルな記録本です。

 

1・我妻愛子さん

全盲の2人の子供を明るく成長させた母の物語。盲目…視覚障害をハンデにしない前向きな考えで素晴らしい子育てをしています。

 

2・幸田恵里子さん

ダウン症の妙子さんを育てていく気持ちが綴られています。

 

3・中山千栄子さん

息子のいじめを真正面から克服する流れが書かれています。打撲と診断されるほどいじめグループに痛めつけられるなんて辛すぎます。

 

4・本田ひろ子さん

脳性まひで体が不自由な娘と息子を持つ母の記録。二人とも社会に役立つ人間にそだてようと思い立つ千栄子さんが素晴らしい。

 

5・宮野イツコさん

学ぶ事が苦手な息子に2000回も読み聞かせをしたイツコさんの努力のお話。

 

6・奈良日登美さん

長男と長女がいじめにあい、日登美さんが奮闘します。どんないじめがあっても私が守ると力強い言葉がお見事。

 

7・尾田千代子さん

娘の不登校を通して娘の本音を聞き取ろうとする千代子さんのお話。

 

8・中家十世子さん

低身長、低血糖である息子と向き合う十世子さんのお話。てんかんの発作を起こしたり小学校一年生の時にQT延長症候群、不整脈と診断されたり頭痛があったり、ADHDと診断されたり息子さんの厳しい現実もありますが前向きに生活しています。

 

9・上田和江さん

娘と息子が不登校という辛い状況を語っています。1家族で二人の不登校は辛すぎます。

 

10・井田芳江さん

長男の自閉症がわかるも、私が強くならないと、と頑張る芳江さんが凄いです。

 

11・大石由紀子さん

娘の不登校と向き合った記録です。

 

12・上原正子さん

正子さんがRHマイナスで軽い難聴、二人の娘も難聴で視覚障害があるため苦労しつつも障害に負けない子に育ってほしいと正子さんが頑張るお話です。

 

13・玉城美子さん

娘の不登校と向き合う母のお話。

 

14・片岡智恵野さん

息子がいじめられている事を知ってショックをうける智恵野さんの気持ちが正直に語られています。

 

15・平田眞智子さん

体が弱い娘が不登校になるお話。少しずつ学校に戻っていく様子が丁寧に語られています。

 

16・川田恵子さん

娘のいじめについて悩む母の話。兵庫から岡山に引越し、方言が違うのでいじめられるなんてひどい。ストーブで火傷までさせられていて酷すぎると思いました。娘はいじめで円形脱毛症になっているので精神的にも苦しんでいる事がわかります。

 

17・鏡原光代さん

アトピーの息子を見守る母の気持ちが語られます。アレルギーによる厳しい食事制限もあり読んでいても辛くなります。

 

18・山口千賀子さん

体が弱い千賀子さんが息子を授かるも、息子が不登校になるお話。千賀子さんの父が胃がんの手術をうけたりして子どもの面倒を見る時間がなくなってしまったのも原因の一つとも書かれていました。息子の勇樹君は何かを振り払おうとピアノに打ち込み過ぎ左手の中指が腱鞘炎を起こしてしまいます。心の支えが無くなり発熱、頭痛、下痢、腹痛、不眠も現れ酷い状態に…

 

19・林加恵さん

国籍の壁を越えて幸せに生きる加恵さんのお話。

 

20・渡辺悦子さん

多動性の自閉症がある息子を個性と考え前向きに生活する悦子さんのお話。

 

やたら不登校が多いですが時代の流れなのでしょうね。

巻末に創価学会教育本部の教育相談室一覧が掲載されています。

創価学会の本だからか、宗教関連のお話もちらほら出てきていましたが、そこは飛ばして問題ありません。

宗教の本は苦手ですが、この本は宗教勧誘の本では無いので普通に読めました。

----------

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

----------


書評・レビューランキング

----------

勝つために生まれてきた子どもたち 未来を育む母たちの詩

編者 灯台編集部

発行者 松岡佑吉

発行所 株式会社第三文明社

2003年7月3日初版第1刷発行

2003年8月24日初版第3刷発行

----------

----------