二本足の犬(おそらく柴犬)、すみれちゃんの写真が多く載っている本です。
ワンコという表現があまり好きでは無いのでタイトルがゾワっとしました。
河川敷を一匹で歩いている所を保護→元の飼い主と違う人に引き取られ飼い犬に→またしても自由に一匹で歩いていて電車に轢かれる→警察に保護されるものの治療もされずウジがわくまで放置される→元の飼い主が引き取りを拒否→群馬わんにゃんネットワークが今の飼い主からすみれちゃんを引き取る→治療するも左前足と左後足切断。
という流れになっています。
読んでいるとすみれちゃんには放浪癖や首輪抜け、逃げる癖のようなものがあるので最初の河川敷を歩いている時には最初の飼い主はすみれちゃん(別の名前で呼ばれていたと思いますが)が帰ってくると思っていたのではないでしょうか…
すみれちゃんをその後ひきとった飼い主の元からも逃げて結果的には電車にひかれているので最初の飼い主が逃げる癖を治してあげれば良かったのかもしれません。
すみれちゃんを引き取った飼い主が家族の介護を理由にすみれちゃんを見捨てたのはリアルだなと感じました。
(実際にはすみれちゃんの介護はほぼ不要だった事がわかるので余計にかわいそうです)
実際家族の事情で捨てられる犬は多いと思います。
犬用車椅子で楽しそうに歩くすみれちゃんの写真が多いので安心しました。
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二本あしのワンコ すみれちゃん、生きる
著者 すみれのしっぽ ©Sumire no shippo 2016
写真 sora 群馬わんにゃんネットワーク
発行者 株式会社セブン&アイ出版
2016年9月22日第1刷発行
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