表紙の犬が可愛かったので読んでみました。
評判も良い漫画なので期待していたのですが感動的にしようしようという狙いがわかるので冷めた気持ちで読みました。
登場人物全員嫌いだな…
一番嫌いだと思ったのはメインのお話の前田義男さん(偽名)。
あんな性格していたらそりゃ奥さんに見放されるし離婚もされるよ!
と思いました。
自分はちゃんとやっている、家族の事を考えている、と思っていても実は全然考えていない人のテンプレート。
最後にはハッピー(犬)を最後の道連れにして勝手に死んでるし。
死亡している人を発見する人の気持ちくらい考えたらいいのに。
徘徊している子どもに財布を盗られた時の対応もいまいちよくわかりませんでした。
まずは警察に届けるなりして生活を立て直さないと…
(もともと前田さんは死のうと思って旅をしていたのなら届け出しなかったのかもしれませんが…田舎に行くと言っていたしもともと死ぬつもりは無かったはず)
ここまでメイン登場人物が全員嫌いなのはめずらしい!と思ったのでどこが嫌いだったかを書こうと思います。
①前田義男さん(仮名) 典型的な家族を思っているんだぞと言いつつ全然考えていないタイプの自分勝手な男性 自分が死ぬことがわかっていたら犬の次の飼い主は自分で見つけるべき
②ハッピー 非常にうっとうしいタイプの役に立たない忠犬
③お母さん わかって欲しい事がたくさんあっても「察して欲しい」と言わないタイプの察して女 長期にわたって連絡が取れないはずの前田さんを探そうともしない薄情さもダメなポイント
④みくちゃん 論外 拾ってきた犬を面倒見ない 長期にわたって連絡が取れないはずの前田さんを探そうともしない。
⑤泥棒少年 親切にしてくれた人の財布を無断で盗むクズ
⑥奥津さん 犬の鼻に思いっきりボールをぶつけることができる人
ここまでイライラしながら読んだお話は久しぶりかも。
人の死に犬が巻き込まれるのが後味が悪い原因なのかも?
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著者 村上たかし
発行者 赤坂了生
発行者 株式会社双葉社
2009年7月11日第1刷発行
2011年4月14日第31刷発行
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