火葬場職員の下駄華緒さんが体験した火葬場での日常がマンガになっています。可愛らしいイラストでほのぼの読めるのですが内容はかなりシビアです。
職員である登場人物はみなさん個性的で面白く、悲壮感はありません。女性陣がメンタル強いのが頼もしい。
火葬に対する真摯な考えがマンガから読み取れます。
ペースメーカーが体内に残ったご遺体、交通事故で亡くなった子どものご遺体、結核、感染症で亡くなった人のご遺体、新型コロナウイルスで亡くなった方のご遺体、水死体のご遺体…など最終的には火葬になるのですがそれぞれ違った対応があることがわかります。
ご遺体は燃やせば終わり…というわけでは無い所が驚きました。てっきりご遺体はオーブンのようにスイッチを押して燃やせば自動的に焼かれる…と思っていました。
続編があればぜひ読みたい本です。
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最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常
原案 下駄華緒
漫画 蓮古田二郎
発行者 後藤明信
発行所 株式会社竹書房
2021年10月1日初版第1刷発行
2021年11月25日初版第3刷発行
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