いじめられっ子の主人公、高校生のシャーロットがグミをのどに詰まらせ窒息死するも、好きな男の子ダーメンをゲットするためにゴーストとして蘇り頑張るお話。
こうしてあらすじを書くと物凄く面白いお話っぽいのですが、登場人物ほぼクズなのでイライラしながら読む事になりました。
シャーロットも相当クズですが、他の登場人物もほとんど怒りのコントロールがヘタでシャーロット以外の人物もたいてい怒り狂っています。
なぜみんなそんなずっとイライラカリカリしているのか…
シャーロットはダーメンにベタぼれなので他の人の事は全く考えずダーメンダーメンと恋に突き進んでいます。心底嫌いなタイプでした。
死んでからのシャーロットは死者の世界で生きる?事になるのですが死者の世界で出てくる人物(ゴースト)もほとんどの人たちがずっとイライラカリカリ…まともな感情の登場人物はほとんどいない。
高校生らしいダンスパーティーのお話などもあるのですがここでも登場人物達のクズっぷりが発揮されてイライラしっぱなしでした。
終わり方が中途半端で「これで、終わり?」という文字で終わります。私ですら「これで、終わり?」と思い続編があるのでは?と調べてみましたが数冊続編が出ていました。
こんなクズな主人公の本が後数冊続くとか信じられない…
日本だとこういう主人公はウケないし好かれないと思いました。
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ゴースト・ガール
作者 トーニャ・ハーリー
訳者 築地誠子
発行者 坂井宏先
発行所 株式会社ポプラ社
2009年4月第1刷
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