甘利さんが病に気が付いたきっかけは足と腰の痛みです。職場で躓く事が増え、職場の人たちに「さすがに病院に行ってきた方がいいですよ」と言われるようになり病院へいくとだんだんと病気がわかってくるという流れになります。
医師から10~60か月の命という余命宣告を受けながらもリハビリに取り組み、抗がん剤治療や自己導尿もクリアし厳しい入院生活を続けています。コロナが流行っている時期なのでお見舞いなどが制限されている所がリアルです。
本人の明るさが感じられ全体的に悲壮感は全くなく、学生時代に取り組んだ野球や勉強のことなどもイキイキと書かれています。(野球が好きな人なら読んでいて楽しいかも)
巻末には「追記」として母の知里さんの言葉があります。令和4年7月18日に甘利さんは天国へ旅立ったそうです。1995年生まれの甘利さんが亡くなるにはあまりにも早すぎると感じました。
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それでも僕は持っている
著者 甘利幸太朗
発行人 久保田貴幸
発行元 株式会社幻冬舎メディアコンサルティング
発売元 株式会社幻冬舎
2022年11月25日第1刷発行
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